ガラナガーデン

ポケモンの思い出を中心に

【剣盾ダブル】ツンリオ白馬王【シリーズ8】

私がシリーズ7を通して使っていたトリルパである「ツンリオキッス」*1に、順当にバドレックス(白馬上の姿)を加入させた構築。

 

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基本は変わらず初手からトリックルームを狙い、高火力を押し付けるパーティ。パーティにトリックルーム要員が二体(ツンデツンデ、バドレックス)に、展開補助要員が二体(リオル、イエッサン♀)いるため、トリル要員がツンデツンデしかいなかったツンリオキッスに比べ臨機応変な選出ができる。また、純粋に禁止伝説屈指の制圧力を誇るバドレックスの加入によりパーティ全体のパワーが向上した……はず。

以下、個別紹介。

 

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バドレックス(白馬)@弱点保険
勇敢H252-A252-B4
リザードランス/10万馬力/ソーラーブレード/トリックルーム

我らの白馬王。ソーラーブレードは氷半減の水タイプ意識、主にダイソウゲン用。
持ち物は高耐久多弱点と相性の良い弱点保険。ダイマックスすれば下手な弱点攻撃では倒れない。
さんざん言われていることだがダイマックス中はブリザードランスを使えない。まねっこトリルは必ずしも初手にする必要はないことを意識することが大切。

 

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リオル@進化の輝石
慎重H252-A4-B52-D172-S28
フェイント/コーチング/まねっこ/守る

軍師。物理方面はA特化霊獣ランドロス@命の珠の地震(ダブル補正)確定耐え、特殊方面は臆病黒馬バドレックス@拘り眼鏡のアストラルビット(ダブル補正)確定耐え。オーロンゲ等との同速勝負回避のためにDを削りSに割いた。まねっこトリル後はコーチングしたい気持ちを抑えてフェイントを活用するのがポイント。

 

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ツンデツンデ@シュカのみ
勇敢H252-A252-D4
トリックルーム/岩雪崩/ジャイロボール/ボディプレス

大黒柱。調整・構成は変更なしだがバドレックスの加入により負担が減った。コーチング、ダイスチル、ビーストブーストどれでもBが上昇するよりどりみどりは変わらず強力。
ダイマックスの機会が減り相対的にジャイロボールを撃つ機会が増えた。威力高いな……

 

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コータス@拘り眼鏡
冷静H252-C252-D4
噴火/オーバーヒート/大地の力/ソーラービーム

主砲。ダイマックスの機会が減ったため、守るを削除し単体打点としてダブル補正噴火よりやや火力の高い*2オーバーヒートを採用。
ダイマックス禁止伝説は抜群噴火を普通に耐えてくる(ソルガレオとか)。それを見越したゲーム展開が必要になる。

 

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イエッサン♀@サイコシード
吞気H252-B252-D4
この指とまれ/ワイドフォース/手助け/猫だまし

聖母。猫だまし絡みで対応できない選出が多かったので、トゲキッスからイエッサン♀に変更。火力や怯ませ性能、最遅時の遅さ*3で劣るが、相手の猫だましを考慮しなくてよいため主に初手の安定感が上がる。やはりガオガエンが多いので……

 

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ボルトロス(化身)@命の珠
陽気H36-A252-B44-D4-S172
ワイルドボルト/空を飛ぶ/馬鹿力/守る

地雷。威嚇二枚以上の構築だったり、そのほか刺さってそうな構築に対しては先発させる。普通にトリル後を見越して控えに選出してもよい。
Sを最速100族抜きまで落として、耐久に割いた。先発時に過労死しにくくなったことに加えて、控えにバドレックスを置けることもあり無理して3体も4体も倒す必要は無くなった。

 

〈選出〉
基本的には初手から白バドレックスを出す。相手に高威力範囲攻撃持ち*4がいたらリオルが先発、相手にねこだまし持ち*5がいたらイエッサン♀が先発。両方いたらリオル優先。

相手への刺さり方次第では初手にバドレックスではなくツンデツンデを選出。威嚇二枚などの相手には初手ボルトロス+リオルで選出することもある。

 

〈戦績・使用感〉

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シーズン初日と二日目に、とりあえずマスターボール級到達まで使用。カジュアルで回した時は余裕かな?と思ったが、実際のランクバトルでは特にハイパーボール級で苦戦がちだった。

シーズン初日は元々マスターボール級上位層が混ざっていることもあってか、トリックルームをうまくやり過ごしてくる相手が多かった。特に厳しいのはガオガエン。白馬王の前で何度もボールから出入りしてご挨拶するたびに白馬王の突破力がゴリゴリ落ちる。
ツンデツンデを軸としていた先シーズンは、最悪ガオガエンは最後まで残しておいても防御を積んだボディプレスで突破できるという勝ち方があったが、白馬王先発だとそうもいかない。勝ち筋である白馬王の突破力を直接削いでくるうえに、耐久を上げ切って詰ませるというのも狙いにくい。

かといって禁止伝説環境ではツンデツンデの耐久も過信できない。

トリックルームの対処に慣れた相手は初手からガオガエンを出してこないため、ボルトロス先発でイージーウィンも決まりにくい。

あとはモロバレルも厄介。前期から引き続き催眠耐性を切っているうえに、白馬王はモロバレルより速いためにトリルが決まってから処理に困りやすくなった。

相手の禁止伝説が鋼タイプ*6で、しかもガオガエンなどでうまいこと妨害されると、禁止伝説の相性を覆せずぞのまま敗北することが多かった。

 

しかし勝ち越せていることも事実。黒馬バドレックスやグラードンなどに対する勝率は悪くない。所詮上振れたらレート1700に顔出す程度のトレーナーの自己分析ではあるが、かなりうまくできているパーティだとは思っているし、ちょっとした改善点のようなものはもう残っていないと考えている*7。白馬王+リオルの似たような構築を参照した時に、白馬王のソーラーブレードやリオルのフェイントなどは採用が多くないが、少なくとも自分のこの構築にとっては必須要素であると自信をもって言える。

自分の立ち回りの幅も広がってきてはいるので、5月のシリーズ終わりまでにもう何度かは使うつもりではある。

 

まあ採用率トップのガオガエンが重い構築はダメでは?と言われたら反論できないんだけどね~

*1:

S12ダブル ツンリオキッス【安定感】|ポケモンパーティ構築|ポケモン徹底攻略

*2:H252ダイマックスブリザポスへの確定数が確定2→中乱数1になる

*3:最遅イエッサン♀は無振りバンギラスと同速になってしまう

*4:カイオーガ(しおふき)、黒馬バドレックス(アストラルビット)、ガラルファイヤー(もえあがるいかり)辺りが危ない

*5:ガオガエン、ゴリランダー辺り

*6:ソルガレオディアルガなどが多かった

*7:改善するにしてもポケモン1匹の変更や技の変更ではなく、2体3体と入れ替える大掛かりな見直しになるはず