前回の記事で書いた準備のうち、ストーリー進行と同時並行で進めていたのが自身の初めて使用するトリプル構築の検討。それにあたって参考になった記事や動画などを紹介しつつ、構築経緯を紹介します。
ざわさんのYouTubeチャンネル。最近は視聴者から投稿されたバトルビデオを鑑賞する配信が開催されているほか、バトルビデオを一試合分ずつ解説付きで見られる動画も投稿されているのでオススメです。自分がトリプルバトルを本格的に始めようと思ったきっかけもけだまメモchであり、また実際の試合の流れやプレイングを見ることができたのがとても参考になりました。
試合をたくさん見ることで、どのようなポケモンがどのように強いか、またどのようなプレイングや読み合いが発生するかを知ることができました。しかし、実際に自分のパーティ構築を考えるとなるとなかなかイメージがつきません。
そこで参考にしたのがパデックさんの解説動画。基本的なパーティの組み方をはじめ、トリプルバトルの基本が丁寧に説明されているのでオススメです。
パデックさんの紹介している構築の例をそのまま使うのもありでしたが、個人的にアレンジを加えたかったので、気になったのはパーティに穴ができないかどうか。
pamela-emuritto.hatenablog.com
ということで、有名トリプルプレイヤーのパメラさんの記事を参照しつつ、ポケモンを選ぶことにしました。
・具体的な構築
完成した構築はこちら。順不同ですが、1体ずつ採用経緯を説明していきたいと思います。
・ハリテヤマ(あついしぼう)@バコウのみ
努力値:0-252-124-0-132-0
実数値:219-189-96-x-97-49
技構成:インファイト/ワイドガード/フェイント/ねこだまし
……最初に採用を決めた一体。トリプル配信やBV観賞会での活躍に惚れ込んで、自分でも使ってみたくなりました。ハリテヤマの特徴を列挙すると、
以上の性能を能動的に活かすことができるように、トリックルーム軸で組んでいくことにしました。ワイドガードを解除したり、鋼タイプなどを格闘技で処理したりできるのが魅力。ということでシナジーのある範囲技エースを併せて採用することに。
・メガバクーダ(ハードロック→ちからずく)@バクーダナイト
努力値:252-0-4-252-0-0
実数値:177-x-121-216-125-22
技構成:ふんか/ねっぷう/だいちのちから/まもる
……素早さの低さと範囲技火力はトップクラスのメガシンカポケモン。ハリテヤマが対ヒードラン、対ワイドガードなどを担うことでふんかが通しやすくなるはず。
・ニンフィア(フェアリースキン)@せいれいプレート
努力値:164-0-92-252-0-0
実数値:191-85-97-178-150-72
技構成:ハイパーボイス/ムーンフォース/でんこうせっか/まもる
……トリプルの範囲エースといえばこのポケモン。対ドランと対ワイドガード性能が嬉しいのはメガバクーダと共通。一番扱いやすいと思われるせいれいプレート型。冷静最遅狙いで厳選してましたが、6Vが出たので採用。でんこうせっかの威力も思ったより高くなっています。
・サマヨール(おみとおし)@しんかのきせき
努力値:252-0-4-0-252-0
実数値:147-x-151-x-200-27
技構成:トリックルーム/ナイトヘッド/いたみわけ/よこどり
……トリックルーム要員が必要なので。メガバクーダより遅く、にほんばれが使えるヤドンが候補に上がったこともありましたが、まあねこだまし無効のゴーストタイプ、かつ強い特性であるおみとおしを持つサマヨールが無難に使いやすいだろうということで採用。余った技スペースに「よこどり」を仕込んだことで、こちらの場にハリテヤマがいなくてもワイドガードを対策できるようになりました。
・ランドロス(いかく)@こだわりスカーフ
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:165-197-110-x-100-157
技構成:いわなだれ/じしん/ばかぢから/とんぼがえり
……威嚇枠が必要なので、カポエラーだとハリテヤマと役割がかぶってしまうので種族値の高いランドロスを採用。
ランドロスの調達は初心者のつまづきポイントの一つ。理想個体を譲ってくださったアインズさんには感謝してもしきれません。
最も強い動きであるところのスカーフ岩雪崩もしくはスカーフとんぼがえりでサイクルをまわしていく。サマヨールのおみとおしで初手相手ドーブルの持ち物がわかるのが嬉しいところ。上から岩雪崩を打ちたいので最速。味方が誰も浮いてませんが、ハリテヤマがワイドガードをすれば安全に地震を打てます。
・ニャオニクス♂(いたずらごころ)@だっしゅつボタン
努力値:252-0-252-0-4-0
実数値:181-x-140-x-102-124
技構成:トリックルーム/ねこだまし/にほんばれ/しんぴのまもり
……神秘の守りによるダークホール対策かつ、ハリテヤマのねこだましやサマヨールのトリックルームに負担が集中してしまわないようにする意味もある枠。技枠が足りないながらもにほんばれを採用し、雨や砂嵐などへの抵抗やメガバクーダの火力補助ができるように。場に残られるとすることがないので脱出ボタンを持たせました。
・選出、試合の流れ
……初手は中央ランドロス、脇にサマヨールとねこだましどちらか。お見通しで相手の持ち物を確認しつつ、ランドロスは岩雪崩、とんぼ返りなどのうち最も有効そうな択を選びたい。ランドロスはAS振りだが、威嚇枠であり使い捨てていいポケモンではないので大切にする。ねこだましは「動かれると困るポケモン」に打ちたい。サマヨールは基本的に初手トリックルーム。サマヨールはHD振りだが、テラキオンの正義岩雪崩も耐えうるので信頼できる。
トリックルームが通ったら範囲技エースを召喚。ニャオニクスのだっしゅつボタン、ランドロスのとんぼ返りなどをうまく使いたいが、最悪通常交代でもいいのでグダらないようにしたい。
サマヨールのよこどりやハリテヤマのフェイントでワイドガードを奪いつつ、トリックルームターンが終わるまでに範囲技をできるだけ多く通すのが勝ち筋となる。
トリプル経験者の方、是非アドバイスなどあればお寄せください!
・おまけ(ニックネームのコーナー)
ライデン(ハリテヤマ)……江戸最強の大横綱、雷電為右衛門から。
ばくろちょう(メガバクーダ)……東京の地名から。バクつながり。
INVOKE(ニンフィア)……「呼び起こす」といった意味の英単語。T.M.Revolutionに同名の楽曲がある。トリプルフリーに人がいることを伝えて、トリプルプレイヤーを呼び起こしている。
オランダじん(サマヨール)……ワーグナー作曲のオペラ「さまよえるオランダ人」から。
トキマサ(ランドロス)……ランドロス→「ほうじょう」ポケモン→「北条」時政、という連想ゲーム。
メノウ(ニャオニクス)……ニャ「オニクス」→オニキス→瑪瑙(めのう)、という連想ゲーム。