ガラナガーデン

ポケモンの思い出を中心に

ポケプラのゲッコウガを「きずなへんげ」させよう!!

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BANDAIから発売中の「ポケモンプラモコレクション ゲッコウガ」を用いて、工作と塗装によって「サトシゲッコウガ」を制作しました。物足りない箇所もなくはないですが個人的には満足いく出来なので、制作中の写真も交えて制作後記を記そうと思います。

工作箇所

 さて、サムネイルの画像を比較してみるとわかるように、通常ゲッコウガサトシゲッコウガの違いは

  • 頭部の形状(みずかきの形、もみあげ部分の追加)
  • 頭部の配色(の追加)
  • 胸部の模様
  • みずしゅりけんの大型化

となっています。今回はこれらのに加えて、プラモデルとしての完成度向上のため

  • パーツ合わせ目の溶接
  • 腕部肉抜きの埋め立て
  • 耳、頭部ヒレの削り込み(シャープ化
  • 全塗装

を行いました。

 

・制作過程

まずは耳などをやすりがけしてシャープ化しました。

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見づらくて申し訳ないのですが、手前側がやすりがけ後、奥側がやすりがけ前です。対象年齢6歳以上のキットなので安全への配慮から角が落としてあるのですが、やはり尖っていたほうがかっこいいですからね。

つづいて耳の裏についている、形の変わったみずかきを0.5㎜プラ板で作成しました。

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まずは本来のみずかきの形を、キットの上から貼ったマスキングテープに写し取り、それに合わせてサトシゲッコウガのみずかきの形をプラ板上に描きます。

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プラ板を切り出し、合わせてみました。同じ形をもう一枚切り出し、ぴったりはまるように多少やすりで調整しました。

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もみあげの形は設定画を見つつ、適当にプラ板に描きました。あとから見直すと、やや小さかったです。

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切り出したプラ板をパーツと合わせてみた様子です。この後もみあげはエポキシパテを使って多少厚みをつけています。

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大型みずしゅりけん。手に持たせる、また背中に付ける用の3mmプラ棒を接着し、直径7cmというサイズにしました。(併せて、背中には新たに直径3mmの穴をピンバイスで開けてあります。)イメージよりやや小さめですが、これ以上大きくすると背負わせた際に頭部と干渉してしまうため仕方ない側面もあります。

 

つづいては、パーツ同士の合わせ目を接着剤で溶接し、上からやすりがけして目立たなくしていきます。

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巻いた舌のパーツには合わせ目があるのですが、そのまま接着すると「舌が巻いてある様子」を表現するための溝が消えてしまうため、タガネを使って溝を掘りなおしています。

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使用した接着剤はクレオスのMr.セメントSPB。合わせ目の上から流し込むようにして接着でき、溶接箇所が黒くなるためわかりやすいです。

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表面処理を済ませた舌のパーツ。これを上から塗装することで「パーツ合わせ目は目立たなくなり、彫ってある溝は残る」状態になります。

つづいては腕パーツにある肉抜きを、エポキシパテを使って埋め立てていきます。

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黄色くなっているのがエポキシパテで埋めた箇所。乾燥させた後、盛り上がった状態で残らないように上からやすりがけします。この過程で、ミスによって二の腕パーツが回転しなくなってしまいました。

ここまで一通りの工作を終えたのち、いよいよ塗装作業に入ります。頭部や胸など一部配色が異なるほか、合わせ目を溶接した箇所やエポキシパテを使った箇所は無塗装だと目立ってしまうため、エアブラシを用いて全塗装しました。

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まずは全パーツにサーフェイサーという灰色の下地塗料を塗っていきます。プラモデル本来の成型色を隠して上から違う色を乗りやすくするほか、上から塗料を塗る前に全体の質感を統一する意味があるため、個人的には必須だと考えている工程です。

いよいよ本塗装に入ります。白→クリーム色→水色→ピンク……といったように薄い色から順に塗装していきます。

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目のパーツが黄色いもので覆われていますが、マスキングテープです。分解できない1パーツに2色以上の色をつけたい場合は、切ったマスキングテープを上から貼り付けて塗装します(マスキング塗装)。筆塗りをすると塗膜の厚さが均一にならないので、個人的にできるだけ筆塗りする箇所は少なくしたいです。

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パーツの塗装がひととおり終わった状態。マスキングの甲斐あって、同じパーツの上に二色以上塗った頭や眼などの箇所もきれいに塗り分けられました。

あとは塗料が乾燥した後、パーツを組み合わせて完成です!!

 

・完成写真

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・感想

物足りない箇所もなくはないですが、個人的には満足いく出来というのは最初に述べたとおりです。もともとプラモデル制作が趣味だったこともあり、この(ポケモンの話をするための)アカウントを作ってから初めてプラモデルの作品を公開したのがサトシゲッコウガというのは我ながら悪くないチョイスだったと思います。なにより、手間をかけて作ったので、多くの方に見てほしいです。