※注:構築記事の体をとりますが、いわば日記だと思って読んでいただければ幸いです。筆者は自分なりに「勝ちたい」という気持ちは持っていますが、ポケモンの記事に真摯さと実力を期待している方は読まないことをお勧めします。
種族値が低すぎる……
閲覧してくださる皆様、ありがとうございます。ガラナと申します。
突然ですが、デバフって強くないですか??
特にこの2月から始まった禁止伝説1体のいわば「竜王ダブル」といえる環境。
私は2月頭は「バドレックス(はくばじょうのすがた)」(以下、「白馬王」と呼称*1)を軸にしたトリルパを使用しいていましたが、まあガオガエンが重いのなんの。相手トレーナーのボールから出入りして挨拶を繰り返すだけで、白馬王の攻撃力と私のやる気をゴリゴリ削いでくる。
2月末はザマゼンタ、レジエレキ、ガオガエン、ランドロスといったような構築を使用。自分の慣れなさからあまり高みへは行けなかったものの、バークアウト・エレキネット・威嚇・捨てゼリフといったデバフを使う側に回ることで改めてその重要さを思い知りました。とにかく相手のやりたい事をさせずに、押し合いで優位に立てるまで強みを削ぐ。特に相手のやりたいことの分かりやすい、カイオーガ軸に対する勝率は高かったと思います。
では、禁止伝説にデバフが効かなければ強いのではないか?と考え、さてどうするか。
A.デバフの効かない禁止伝説である、ソルガレオを使用する
皆さんもソルガレオを使ってみましょう!ということで、また別の記事でお会いしましょう!
引き続き閲覧してくださる皆様、ありがとうございます。ガラナと申します。
ソルガレオを使わない理由は「S97というのが自分には中途半端に感じられて強い使い方が分からない」という極めて個人的な感想なので、あまり真っ当なツッコミをされると正直怖いです。
自分が注目したのは禁止伝説でも最上位級のポテンシャルを持つと考えている白馬王。もはや説明も野暮とはいえ、ポイントは以下の三つ。
①合計680という種族値をC85、S50というドン引きするほど勝ちにいった配分したことからくる有効ステータスの圧倒的高さ
②緊張感・白のいななきという蹂躙だけを考えた二種の特性
③ブリザードランスというメインウェポンから自力トリックルームまで欲しいものなんでもある技の強さ
相手もそれはわかってるからガエンで威嚇を入れてくる。
だからこそ、デバフ無効の白馬王を降臨させたい。スキルスワップは無効であるし、特性は活かしていきたいので、取りうる手段は(たぶん*2)一つ。そう、白い霧である。
白馬王自身白い霧を覚えるのだが、初手から威嚇されるだけで既にきつい、隙を見せたら上から捨てゼリフまで入れられる、技スぺを割けないといった理由もあり、始動役とその相方を即撤収させて裏から白馬王展開が良かろうと判断した。色々考えた結果、「初手守るの択*3がありつつ、レジエレキの上から白い霧を展開できるポケモン」を検索したところ、特性すいすいのニョロモとニョロゾのみが該当*4*5。倒されやすさも考え、進化させる意味はなかろうと判断し、ニョロモを採用決定し、構築開始。
<個別説明>
バドレックス(はくばじょうのすがた)@弱点保険 勇敢HA
主軸。2月頭から構成は変えていないが、「氷技半減の相手に抜群を取りやすい」サブウェポン選択。実際ワンマンアーミーになりがちなので間違っていないと思う。
リオル@進化の輝石 慎重HDベース
白馬王の相方といえば。個人的にフェイントはコーチングより重要と言っても過言ではないと主張してきたが、最近さすがに過言な気がしてきた。
ウーラオス(いちげきのかた)@こだわりハチマキ 陽気AS
ディアルガ、ソルガレオなどの白馬王が不利な鋼禁止伝説や、ポリゴン2、サマヨールなどの敵トリラーに強力な打点がある。正直想定以上に強かった。
ペリッパー@湿った岩 冷静HC
とんぼがえりがあり、耐久よりは打点があってほしい気がしたのでニョロトノではなくペリッパーを採用。シングル用に育てていた最遅ペリッパーを流用。いちおう白い霧を持たせていたり、他にいいアイテムが思いつかず湿った岩を持たせているあたりに改善の余地あり。
ニョロモ@きあいのタスキ 臆病S252のみ
白い霧をするポケモン。ほかにも「相手に回すと嫌な」技構成*6にしてある。ねこだまし持ちと対面したら初手守る、基本的には白い霧展開優先、がむしゃらは余裕があれば。催眠術はできればアテにしたくないが、一度見せておくとヘイトを稼げる。
ガマゲロゲ@命の珠
すいすいによる雨とのシナジーと、一致地面打点を期待して採用したが、極力トリルしたい白馬王と同時選出しにくいため、結果として選出率が極端に低くなってしまった疑問枠。
<選出>
基本選出……初手ニョロモ+ペリッパー 裏リオル+白馬王
白い霧を展開し、両方撤収ののちリオル+白馬王でダイウォール→まねっこによるトリル展開。選出の種族値が低すぎるというか純然たるワンマンアーミーなのだが、それでも白馬王が強すぎて何とかなってしまう試合が(少なくともスパボ~ハイボ級だと)多かった。相手視点ほぼマックスレイドバトル。
初手ダイマ選出……初手白馬王+リオル 裏ウーラオス+ペリッパー
相手に威嚇がいない場合の選出。強いは強いが、まねっこトリルがうまくいかないと信じられないほどボコボコにされ負けるほか、最遅C特化というだけでペリッパーをトリルアタッカーの頭数に入れることには疑問符がつく。
<難敵>
・モロバレル……プレシャス色違いは最遅で厄介、それ以外だとこちらの最遅白馬王とS関係がわからないのが精神衛生上よくない。しかもこちらは枠不足により催眠耐性が皆無。
・カイオーガ……こいつを処理できず白馬王のダイマが終わってしまうとよろしくない*7。等倍でダイマックス白馬王をまともに削れるのはこいつくらい。
・敵白馬王……相手はしっかりダイスチルを持ってらっしゃる。しかもちゃんと白馬王の隣を狙ってくるので弱点保険に触らない。相手が最遅かどうかもわからない。
・ディアルガ、ソルガレオなど……ウーラオスだけじゃ正直勝てない気がするけど現状は運よく彼らとはマッチングしてない。
<戦績>
スパボ級9からスタート。8勝4敗という戦績でマスボ級に昇格。次の試合も勝利し、めでたくニョロモにマスターランクリボンがつく。
しかしその後は1勝6敗。構築の再考を迫られる。
ここで正直な感想を言いたい。
諦めたくない。
なぜだろう。構築の改善の余地は充分にあるから、ここから目を背けたくない、構築のポテンシャルはこんなもんじゃない、という思いがある。2体を早々に退場させて白馬王をクリアボディにするだけという、コンセプトの弱そう感を裏切ってくれた白馬王のポテンシャルに夢を見てしまったのかもしれない。ポケモンをやってきて「諦めたくない」と思ったのは初めてかもしれない。本来はブラッシュアップまでしてから記事を書くべきなのかもしれないが、この境地に達したこと、そして自分の退路を断つ意味も込めてここに【反省会】ではなく【序章】として残しておく。いわば日記というのはそういう意味でもある。
今回はここまで。やっぱダメそうだったら改めて反省会書きます。