ラブラブボールを投げたところ、たまたまS個体値０のエムリットを入手したところで構築スタート。
エムリットはS種族値80と、クレセリアなどより低い。最遅＋鉄球でS実数値38と最遅トリトドン抜かれまで落とせる。さらに鉄球とワイドフォースにもシナジー要素があるため、軸となるエムリットの型がおおよそ決まる。
ただしエムリットの技範囲の狭さから、補完となる裏選出が必要であろうと判断。エムリットはトリル封印もできるため腐らないはず。レジエレキのエレキネットを絡めた上の取り合いの熾烈化を受け、レジエレキの上をとれるスカーフカマスジョー＋弱保セキタンザンのコンビを採用。カマスジョーはスクリューおびれでこの指とまれによる妨害に強く、クイックターンにより場に居残らない。
トリックルームサポート要員にはチョロネコを採用。↓のざわさんの記事の【やや早いチョロネコ】の調整を拝借した。
【剣盾ダブル構築】まねっこチョロネコ始動トリパ【キョダイゲンガー】 | けだまメモ
まねっこトリルは相手の封印にも強いのだ。突破力に欠けるエムリットをうそなきで補助することもできる。
ブリザポスに強いトリルエースのシュバルゴを採用して構築完成。
以下個別。
エムリット＠黒い鉄球
冷静最遅HC
トリックルーム/封印/ワイドフォース/冷凍ビーム
私のわがままに嫌々付き合ってくれたエムリット。技範囲が狭いのにトリル選出だと取り巻きが薄く、孤軍奮闘を強いられる。冷凍ビーム１ウェポンのクレセリアを封印で完封して勝ったことがある。
シュバルゴ＠命の珠
勇敢最遅HA
メガホーン/アイアンヘッド/守る/ドリルライナー
苦労人。シュバルゴ自身は決して悪いトリルエースではないのだが、取り巻きが薄い。まねっこトリル展開だとエムリットにダイマを取られている。他にも「範囲技ないのかよ」とか「ジャイロボールないのかよ」とか理不尽な小言を言われた。本当に申し訳ない。
セキタンザン＠弱点保険
C特化、S実数値70、残り耐久
メテオビーム/燃え尽きる/ソーラービーム/守る
多分一番疑問を感じていたのはセキタンザン自身だと思う。コンボの都合でダイマックス中の火力を少しでも高めたいあまりに、逆にダイマックスしないと何もできない構成になってしまった。さらに大きな問題点はカマスジョーの項で解説。
チョロネコ＠進化の輝石
腕白HBベース
猫だまし/嘘泣き/イカサマ/まねっこ
ざわさんの考案した【やや早いチョロネコ】。だが隣に置くトリル起動役はエムリットよりもっと攻撃範囲の広い、たとえばブリムオンあたりがよかったと思う。嘘泣きやイカサマはできるとはいえ相手視点では放置安定。この枠はイエッサン♀の方がいい気がする。
レジエレキ＠磁石
臆病CS
10万ボルト/エレキネット/リフレクター/守る
普通のレジエレキ。「レジエレキ以上の素早さが手元に3体おったら無敵っしょwwwww」とかほざいてるガラナに付き合わされている。ガラナはこの構築でしかレジエレキを使っていないため、レジエレキに対する理解が全く足りていない。
カマスジョー＠拘りスカーフ
意地っ張りAS
クイックターン/アクアブレイク/インファイト/毒突き
「相手を殴れないポケモンは弱い」「波乗りで拘るのは弱い」と考えた結果、A特化クイックターンを味方のセキタンザンに打ち込むことになったポケモン。ダイマックスセキタンザンのHPを約半分削る。セキタンザンの急所に当てて７割ほど持って行ったこともある。臆病A0カマスジョー入り構築だったらもっと弱い気がするので、疑問を呈すべきはまず戦術である。
〈反省点〉
・エムリットがダイサイコを打たないとサイコフィールドが展開されない。
・火力強化アイテムのないエムリットとチョロネコの並びに圧力が無さすぎる。嘘泣きで補いきれない。
・味方のクイックターンが痛い。初手で味方のダイマックスポケモンの体力を半分にすべきではない。
・動き方がちぐはぐ。色々歪んでいるせいでセキタンザン選出は耐久が足りなさすぎ、トリル選出は火力が足りなさすぎる。
・カマスジョー、味方へのダメージを甘受しつつA特化したのに相手を殴る火力はそれでも足りない。強化アイテムも雨もないからかな……
戦績は詳しく残っていないがおそらく負け越し。シーズン12はツンリオキッスでマスボに行き、この構築で順位を下げ、ツンリオキッスで順位を戻した形。
つき合わせたポケモンたちに申し訳ないことをしたとの反省を込めてこの記事とした。
