テツポンドさん(@tetspond)主催の仲間大会「メタモン1on1」に参加しました。
【ポケモン仲間大会 開催告知】#メタモン1on1
— テツポンド (@tetspond) 2021年8月21日
2021年9月12日(日)にポケモンの仲間大会「メタモン1on1」を開催します!
へんしんとわるあがきが飛び交う特殊な1on1です。皆様のご参加お待ちしています!#ポケモン剣盾#仲間大会 pic.twitter.com/7ggojvkimu
詳しいルールは告知ツイートをご参照ください。
簡単にいえば、「Lv50メタモン1体のみで戦うシングルバトル」です。
……お察しの通り、わるあがきで決着をつけます。
・予備知識
・「へんしん」について
選択した対象1体に変身するわざです。変身すると相手のタイプ、特性、能力値、ランク変動、技構成をコピーします。
メタモンがメタモンに変身するうえで注意すべき点は以下のとおりです。
- 相手の能力値をコピーするが、HPのみコピーせず元のままとなる
- コピーした技は最大PPが5になる(ポイントアップ・ポイントマックスの影響を受けない)
- 既に「へんしん」を使ったポケモンに「へんしん」することはできない
・「わるあがき」について
ポケモンが、使用できる技がない場合に繰り出す技です。
メタモン1on1で重要な仕様は以下の通りです。
- 威力50で、タイプ一致補正と相性の計算はされない
- 直接攻撃であり、相手の「ゴツゴツメット」が発動する
- 「とつげきチョッキ」を持ったメタモンは、わるあがきを即座に繰り出す
- 最大HPの1/4の反動ダメージを受ける。小数点以下は四捨五入であり、HPが4n+1の値の場合のみ反動ダメージを4回耐えられる。
・環境考察
「とつげきチョッキ型」「ゴツゴツメット型」「こうこうのしっぽ型」の3つの型が3すくみを成していると考えられます。その他、体力回復アイテムやヒメリのみなどの参加者が考えられます。
・とつげきチョッキ型
相手に一方的に変身させ、攻撃が高く、防御が低いように調整したステータスを相手にコピーさせ、わるあがきで相手を倒します。
ゴツゴツメット型には負けますが、ゴツゴツメット型ととつげきチョッキ型以外にはほぼ負けようがないといってよいのが強みです。
・ゴツゴツメット型
相手のわるあがきを受け、反動ダメージとゴツゴツメットのダメージで相手を削りきります。相手のわるあがきを咎める観点からは、ほかの回復アイテムより効率がいいです。基本的に最遅でHBに振り切ります。とつげきチョッキ型に対しては(3回急所に当たるなど)よほど運が悪くない限りほぼ勝てるのですが、こうこうのしっぽ型にはどうやっても勝てず、それ以外の道具には初手で同速勝負を強いられます。
・こうこうのしっぽ型
相手に先に「へんしん」を使わせることでPP有利をとり、相手をわるあがきの反動で自滅させます。PP有利を取る観点からはヒメリのみより確実かつ有効といえます。基本的に最遅でHBに振り切ります。とつげきチョッキ型とミラー以外の全てに有利ですが、とつげきチョッキ型にはほぼ確実に負けます。
・使用個体解説
性格補正:ゆうかん※ミント使用
個体値:31-31-1-x-x-1
努力値:236-252-0-0-0-0
実数値:153-110-53-x-x-47
持ち物:とつげきチョッキ
とつげきチョッキ型。もとはさみしがりの予定でしたが、大会直前にゆうかんミントを使用。さみしがり最脆チョッキ型には行動順の関係でほぼ勝てます。代わりにもし回復アイテム持ちのメタモンと対戦した場合の勝率は「ほぼ勝てる」→「五分五分」くらいまで下がります。
・大会結果
13勝12敗 レート1498
内訳:
対とつげきチョッキ型 13戦(うち再戦6)9勝4敗
対こうこうのしっぽ型 3戦(再戦なし)3勝0敗
対ゴツゴツメット型 9戦(うち再戦2)1勝8敗
・感想と反省点
以前から考察していた3すくみから外れたアイテムを持っている人は1人もいませんでした。三すくみ外を意識した調整が生きない結果となります。
最大手はチョッキ型でした。ミラーを除けばリスクのあるゴツゴツメット型にしか負けようがないという点が高く評価されたと思われます。
チョッキミラーで9勝した分はおそらく相手がさみしがり型でした。4敗した分は、おそらく相手が「わるあがき反動2回+相手のわるあがき2回」を確定耐えする調整をしていました。この調整の場合、オボンのみなどの回復アイテムを持つ相手にはほぼ勝ち目が無くなるのですが、三すくみ外のアイテムが居ない場合には最も合理的な調整になります。
チョッキミラーで負けた4試合のうち3試合は同じ相手に負けました。急所の勝ち筋があったぶん降参もできず、めちゃくちゃしんどかったです。
ゴツゴツメット型はチョッキ型以外に有利をとれない分リスクの高い型なのですが、逆にチョッキ型が大半となるのがわかっていれば最も合理的な選択です。このリスクを冒すことのできた方が優勝するのかもしれません。
こうこうのしっぽ型は……人類にはまだ早かったと思われます。
環境読みの甘さからレート1500を割る結果となってしまったのは悔しいですが、的確な環境読みと運を味方にして高順位をとった方は素直に素晴らしいと思います。何より事前考察を含めた一連の大会に関連するあれこれがとても楽しかったです。主催のテツポンドさん、楽しい大会をありがとうございました!