ポケマスにおけるルザミーネ
怖いくらい面倒を見ようとしてくる。正直怖い。
ご存知おとなのおねえさん。本人曰く40歳を超えているが正直加点要素でしかない。
恒常☆5としてさまざまなバディーズサーチから獲得できるバディーズ。原作ではむしろウツロイドとの関係が深かったが、ポケマスにおけるバディはフェローチェ。
サン・ムーンで見せたポケモンへの歪曲した愛情や、人間に対する苛烈で冷酷な性格はなりを潜めており、パシオでは息子のグラジオ・娘のリーリエをはじめ周囲の人々と良好な関係を築いている様子。
基本的に野生ポケモンが生息しないパシオにおいて、エーテル財団の活動は「迷子のポケモンの保護」らしい。ポケモンに対してもまっすぐに愛情深く接し、こと迷い込んだウルトラビーストに対しては、立場に寄り添い支援する様子が様々なエピソードで見られる。
ただし、鋭い目力が突き刺さって抜けない魔性の笑顔は健在。
あとマジコスが良すぎる。
心を改め、愛するポケモンたちや子どもたちとの平和な暮らしを望むルザミーネが、過去と向き合ったり、ザオボーに翻弄されたり、グズマに助けてもらったりと魅力たっぷりに描かれる悪の組織編・アローラ編は必見。
性能について
さながら薄氷のナイフのような、あまりにも鋭利で危ういアタッカー。
主な長所は、
- 攻撃・特攻のステータスがとにかく高く、Lv150、☆6EXではどちらも584に達する。恒常・限定通じて非メガシンカバディーズの中では断トツ。
- 攻撃技がむし物理技の「とびかかる」、むし特殊技の「むしのさざめき」、こおり特殊技の「ふぶき」と使い分けが効き、どれも3ゲージ技で高威力。
- 素早さも極端に高く、さらに「技後技ゲージ回復4」を持つため、3ゲージ技を苦も無く連発しやすい。
対する短所は、
- 防御・特防ステータスが極端に低く、レベル150・☆6EXでも111にしかならない。「無傷登場時こらえる」が通用しない相手のバディーズ技を耐えるためには、かなりのサポートが必要。
- P攻撃技の充実具合に反して、T技「安心なさい」はやや物足りない。自身の能力は急所率と回避率を1段階ずつしか上げられない。
- バディーストーンボードに、バディーズ技を強化できる黄色いパネルがない。
☆6EX適性
バディーズ技の最大威力が低めなことこそ気になるものの、トータルで☆6EXには利点の方が多いはず。
むしアタッカーとして
まず特筆すべきは「むしのさざめき」とバディーズ技が特殊技である一方、物理技で威力も高めの「とびかかる」を持つ両刀アタッカーであること。
これは、残りの体力に応じて物理技軽減と特殊技軽減を切り替える、レジェンドバトルのアグノム相手にわかりやすい強みとなる。アグノムは虫弱点というのもありまさにおあつらえ向きだが、アグノム相手に生存するためには工夫が必要。
チャンピオンバトルではバディーズ技に合わせて特殊アタッカーとして運用するのが最も素直で使いやすいが、物理アタッカーとしての運用も視野に入る。
むしタイプの物理アタッカーにはほかにダツラ&カイロスやツクシ&スピアー、グズマ&グソクムシャなどがいるが、それぞれ「れんぞくぎり」「ダブルニードル」「ミサイルばり」といったように、いずれも通常攻撃技の威力が低めか癖がある。「とびかかる」は威力・命中ともに高水準で扱いやすいため、ルザミーネを物理アタッカーとして使うメリットは充分ある。
ふぶき型
こおり弱点が集う第2回パシオ・スペシャルマッチの開催が迫る中、イチオシなのがこの型。
まず「ふぶき」という技だが、3ゲージ技の中では威力が151(技レベル5)と高い全体技。
技の威力の高さに対するバランス調整のためか、スズナ&ユキメノコやカンナ&ラプラスなど、「ふぶき」を覚えたバディーズは特攻のステータスが低めに抑えられていることが多い。それでも強力なのだが。
しかし、ルザミーネ&フェローチェは例外的に、特攻のステータスが極めて高い。その特攻を他のこおりバディーズと比較しても、マスターバディーズのカイ&グレイシアの512よりも高く1位であり、その特攻から放たれる「ふぶき」は、条件次第ではゲーチス&キュレムの4ゲージ技・「こごえるせかい」に引けをとらない火力を発揮する。
バディーズわざのタイプが違うことこそデメリットであるものの、ルザミーネ&フェローチェはこおり特殊アタッカーとしても屈指の実力を誇る。
ふぶき型ルザミーネさん、キクノさんに勝てたのでガチです pic.twitter.com/YuTfPwwgqi
— ガラナ (@Guarana_g) 2023年6月14日
難点は自己バフの弱さ、ふぶきの命中不安、耐久不安あたり。特にあられは無傷登場時こらえると相性が悪いので、そこは編成でうまく考える必要がある。
特攻と命中率を補えるナツメ&フーディンなどがオススメ。
こおりバディーズはただでさえ数が多くなく、しかもシーズン限定が多い。パシオスペシャルマッチに向けて手持ちの不足を感じる方は、ぜひルザミーネ&フェローチェの力を借りてはいかがだろうか。
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